菩薩の背中

スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--

上記の広告は１ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今回もハッテン系の話でないのであしからずご了承ください。

自分の趣味としまして仏像鑑賞というものがあります。
もうですから奈良に転勤できてからはそこらじゅうのお寺に行って
仏像を見て、拝んで楽しんでおります。

で、先日のお休みに、奈良の国立博物館で行われている
「白鳳展」に行ってきました。

白鳳ってなんでしょう？横綱ではありません（それは白鵬ね）。
飛鳥時代後期から奈良時代にかけての時代であります。
詳しくは里中満智子の天上の虹を読んでくださいね。
非常にわかりやすいです。

今回は一人でお出かけです。
この趣味のお仲間、それも平日休みでという人
いないですか？（笑）

実はこの展示会に出品されているものの何割かは
今まで実際に見てるものなのですが
それでもこんなふうに見られるなんて
思ってもみないものが沢山なのでした。

例えば法隆寺に展示されている阿弥陀三尊像は
通常厨子の中に入った状態での展示なのですが
今回は、三尊像と厨子と光背及び台座と三分割での展示。
いままで見られなかったところを見ることができました。

そして圧巻は薬師寺の本尊薬師三尊の
向かって左にある月光菩薩立像。
3ｍほどの大きさの菩薩様はいつもは日本一美しい（と思ってます）
薬師三尊を構成する仏像なのです。
いつもは上の方に仰ぎ見る月光菩薩立像が
手の届きそうな距離で見ることが出来るのです。
それも光背がなく生身の背中が見ることが出来るのです。

正直興奮モノで、その背中のあまりの美しさに見とれてしまいました。
なんという艶かしい質感で、感嘆の溜息なのです。
背中から腰にかけてのラインも一言で言うと
セクシーなのですよ。
こんな綺麗な背中の人なんてまずいないんじゃない？女性でも。
という感想なのです。

そのほか當麻寺の持国天像やこの時代に数多く作られた個人向け？の
小さく可愛い仏像などなど。
素晴らしい特別展でした。

これで１５００円は正直お安かったです。